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初めまして、みなさま。
ここ「深緋演義」は、ガンダム00二次小説ブログです。中でもティエリアがお気に入りのため、ティエリア溺愛サイトとなっております
先日、第一期が終了してしまったわけですが、続編となる第二期を迎えるにあたり、これまでの第一期のおさらいと、それにまつわるいろいろなお話を書いてみよう思いました。
そうして新たなる本編の始まりに向けて、気持ちを盛り上げていこうか、と
「深緋演義」は主に、TBSあるいはキッズステーションでの再放送による「感想」と、わたしの妄想による「SS」、そして00情報関連に関するひとり言の「つれづれ」で成り立つ予定です。
↑と、このような感じでこのサイトは立ち上がったわけですが、現在は第二期本編の「感想」と妄想SSで主に稼働しております。
↑で、現在TV本編終了してしまいましたが、引き続き妄想SSメインにつらつら続いております。
それでは、よろしくお願いします
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ただ今更新休止中です。更新再開の際は、こちらに情報を上げますね。
はじめに |
(ロクティエ♀、第25話より。ティエリア視点です。全2回)
深い深い闇の中、途切れていた意識を覚醒する通信音----しばらくの間、気を失っていたようだった。身体が軋んで痛みのようなものを感じるが、ぼんやりした頭ではそれもまるで他人事に思える。
ソレスタル・ビーイングの所有する太陽炉、これだけはなんとしても守らなくてはならない・・・ナドレから太陽炉を切り離し、無事に辿り着くようにと祈りながら、あるべき場所、安全なところへと放出した。
計画はまだ、完了していない。それが実現していくのはまだ、これからなのだ----だが、わたしは・・・。宇宙の闇の奥へと太陽炉が姿を消していくのを見届けた時にはもう、不思議と落ち着いた気分だった。
「これでやっと、貴方の所へ行ける・・・ロックオン・・・」
悲しいとか悔しいとか怖いとか、そういった感情ではなく、何にも揺さぶられない凪いだ心の中で唯一静かに浮かんでくるのは、彼への想いだった。
ヒトの命が消えたら導かれるという場所へ、自分も行くことができるのかはわからない。だけど、会えそうな気がした。
(会いたい・・・そしてまた、あんな風にわたしをしっかりと抱きしめて欲しい。もう二度と、離れないように・・・。)
少しずつ遠のく意識の中、あの愛しい人が自分に触れた時のことを思い出していた----
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ヴェーダとのリンクが突然切れて、どんなに繋ごうとしても拒絶されて、何が起こったのか理解できなかった。擬似太陽炉搭載のモビルスーツとの激しい戦闘中にも関わらず、その時に頭を占めていたのはただ、ヴェーダから見捨てられてしまったのかもしれない、という恐怖だけだった。
一度その思いが浮かぶと、その思考に囚われてしまい、身動きできなくなってしまった----正直、その時に自分がどうしていたのかはよく覚えていない。気がついたら、デュナメスが目の前で打ち倒されていた。
そしてジンクスが、今度は自分へと向かってくる----その時、間一髪で援軍のアームズの一撃が劣勢の自分たちの窮地を救ったのだった。
動けない機体ごとプトレマイオスへと運ばれる間、ただ呆然としていた。そして、ロックオンが治療を受け、刹那やアレルヤが医師からの説明を聞いている間も、彼に会いに行くことができなかった。そんな資格はない、と思ったのだ。
わたしがヴェーダに固執したばかりに、マイスターとしてふさわしい行動も取れず、そればかりかロックオンに傷を負わせてしまった・・・愚かな自分を庇うために。
計画になかった、ナドレを敵の前に早期に晒してしまうという失態を犯してから、ロックオンはなにかとわたしに話しかけてきた。元々、誰にでも構う性格ではあったが、それでも自分を気にかけている、という彼なりの気遣いが伝わってきた。
そんな些細なやり取りの中、ロックオンがわたしの秘密----本当は、いわゆるヒトでいう、女性型であることを偶然知ってしまったのだ。快く思われないだろう、と思ったが、結局のところ彼は変わることなく・・・いやむしろ、わたしとの距離を縮める結果となった。
だけど、ロックオンが手当てをしている間、どうしていいのかわからなかった。ウェーダを失い、もしかしたら彼もまた・・・そう思うと、動けなかった。
そんな風に躊躇していると、ふいにロックオンがわたしの元へやってきた。いつものように飄々とした軽やかな様子だったが、右目に眼帯をしていた----彼の利き目だ。
その時はただ、悪かった、としか言えなかった。どんな風に謝ればよいのか・・・許しを請うこと自体、間違いだと思えたのだ。彼がわたしを気にして、集中治療を拒否したのは明らかなのに。
おまえも休めよ、と言って、ロックオンは踵を返した。庇ってくれたこと、護ってくれたことをきちんと詫びることも感謝することもろくにできず、その時は彼の背中を見送ることしかできなかった。
----このままじゃ、いけない。彼にちゃんと言わなければ。そう決意して、思い切ってロックオンの部屋へと向かったのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ティエリア?どうしたんだ?」
「ロックオン・・・もし構わなければ、入れてくれないか?」
そう言って、ドアの前で彼の返事を待った。するとすぐにドアが開いて、ロックオンが自分の目の前に現れた。
「なに、そんな沈んだ顔しているんだよ、おまえは。」始めは少し驚いたような顔をしていたが、その後呆れたような表情を浮かべてそんなことを言った。
ロックオンは部屋に招き入れると、ベッドの前の椅子に座るように促した。そして彼自身はベッドの上に腰掛けた。さほど広くないこの部屋で彼と向かい合わせになると、消毒液の匂いが微かに伝わってきた。
眼帯を付けたロックオンの顔を見つめると、胸が締めつけられる----彼をこんな風にしたのは、このわたしだ。
何も言わないわたしを見て、同じようにただ黙ったまま、ロックオンはどうしたらいいのか分からない様子だった。わたしがロックオンの私室に、こんな風に自ら訪れたのは初めてだった。
わたしは意を決したように立ち上がるとロックオンへと近づき、左手でそっと彼の頬に触れた。そしてそのまま、指先で眼帯の縁を辿るように優しくゆっくりと撫でていった。
ロックオンはされるがままにじっとしていた。見える方の左目も静かに閉じられた。わたしのしていることに集中しようとしてるみたいだった。
やがてわたしの右手がロックオンの左の頬に触れ、そして両手で彼の顔を包んだまま、わたしは彼の額に、左の瞼に、そして最後に眼帯の上にそっと唇を落とした。「ロックオン・・・本当に済まなかった。わたしは、どうしたらいい・・・?何をしてあげられるだろう?」
その言葉を聞くなり左目を開けると、ロックオンはわたしの顔を両手で包んで唇を合わせた。始めは皮膚の表面に触れるほどに優しく、やがて深く口内へと舌が滑り込んで貪るように激しく。
これまでに、何度もロックオンとキスを交わしてきた。だけど、それ以上のことはお互いにどちらも踏み込もうとはしなかった。わたしたちは、ガンダムマイスターだ。それが、今ここに存在する理由の全てだった。
わたしたちの感情や個人的な想いは、計画に関係ない、と・・・そのような私情に囚われて支配されれば、ミスを犯して命を落とすような羽目になり、計画を崩壊させる結果を導くのだと考えていた。
そしてそれを暗黙の了解として、お互いを求めるような行為があってはならないのだ、と今まで戒めていたのだ。だけど実際、もしかしたら目の前の愛しい人を失うことになっていたのかもしれない・・・。そう考えると、彼が欲しくて欲しくて、たまらなかった。
やがて熱くて融けてしまいそうな激しいキスを終えると、ロックオンが口元に笑みを浮かべて見つめた。
「まったく、おまえは・・・もういい加減、我慢の限界だ。」そう言うと、わたしの両手首を掴んでそのままベッドへと押し付けた。「手を出さない、って決めていたんだけどな・・・。」
ロックオンの唇が、わたしの唇から首筋、そして胸元へと這うように伝っていく。触れられた肌の先から次々と彼に熱を灯され、彼を求める気持ちが体内を駆け巡って暴れ出す----後はただ、ロックオンの導くまま、心地よい波が己をさらっていくのに身を任せたのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
この深淵の宇宙の闇は、あの時ロックオンに抱かれた後の、彼の静かで密やかな部屋の中を思い出させる----彼は、わたしの身体に両腕を回して優しく包み、そしてわたしは、その愛しい身体に頬を寄せて、彼の穏やかな心音を聞いていた。
こうして目を閉じるとまるでロックオンがすぐそばにいて、そして崩れ落ちそうな自分をしっかりと支えるように、あの力強い腕で受け止めてくれるような気がした。
(もしかして・・・わたしは、彼のことが好きだったのだろうか?)その感情の名前を知っているけれど、真に理解してはいなかった。だけど、この心に溢れて止まないただ一つの想いは、もしかしたら----
暗闇を恐れる気持ちはない。地上に比べて、宇宙は初めから好きだった。そしてこんな風に、ロックオンがわたしを本当に抱きしめてくれるのなら、もう、何も望まない。
徐々に意識が途切れゆく中、ロックオンの名をもう一度呟くと両腕でそっと我が身を抱きしめた。
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あとがき:
この『ただ一つの想い』は、第一期最終回(第25話)の中でティエリアがロックオンへの想いを激白した辺りのお話です。あれはホント、すごかった・・・。切なかったなぁ
普通に恋愛感情なく、ただ同士とか家族のような親愛の気持ちとして見るのもよいのですが、やっぱあれは敢えて告白だった、と言わせてもらおう・・・というわけで、このお話を書いちゃったわけです。
ティエリアは今回、女の子設定ということで。男の子とか無性とか両性とかいろんな設定で、ティエリアとその仲間たちの絡むお話を書いていこう、と思っています。
ちなみに、一応わたしはティエリアは行方不明、てことで捉えていますよ。そして必ず二期でちゃんとティエリアとして(記憶消去云々なしで)帰ってくると、信じてるから
ロックオン(ニール)もあのまま、だなんてありえない!再登場あるんじゃないかと思ってます。そしてティエリアと再会して兄貴が泣かせちゃえばいいよ。さらに、ライルとリジェネも乱入して大混乱になればもう、ワクワクが止まりません
ティエリアと兄貴が、帰ってくることを願いつつ。
★設定★
ここはソレスタル・ビーイング学園、地球校。将来りっぱなモビルスーツパイロットになるべく、集められた学生が学ぶ専門スクールです。
マイスターズ及び幾人かのMSパイロットは学生として、その他のキャラは先生として登場してもらう予定。(たぶん)シリアスなし、の方向で。ダラダラとオチもなく、気分で不定期に綴られていきます。
管理人はティエリア溺愛なので、彼を中心にお話が展開すると思います。ここではティエはドS前提で、いつもよりツン度が上がっていますので、ご注意ください。
(誰が発言しているのかわかりづらいと思われる場合、台詞を色分けしています)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
四月----ここ、ソレスタル・ビーイング学園にも春が訪れ、新学期が始まった。春の新学期といえば、クラス替え、そして学生寮の部屋替えの季節なのだ。
それが、ティエリア・アーデを最も悩ませている要因だった。新しく発表された部屋の配置表----そこには、同居人となる他のメンバーの名前が記されていた。
ロックオン・ストラトス、アレルヤ・ハプティズム、刹那・F・セイエイ----よりによって、この三人とは。そもそも、俺は個室で申請していたはずだ。
居室はステュディオ形式で、それぞれのメンバー用に四つの部屋があり、キッチンとバスルームは共同で使う。(・・・共同生活?しかも、この三人と?成り立つはずがない。)
いらいらしながら進んでいると、向こう側からロックオンがこちらの方へと歩いているのに気づいた。
「よお、ティエー!」
「誰がティエだっ。気持ち悪い略称で俺を呼ぶな、愚か者っ。」
第一期の#1−ソレスタルビーイング−の再放送の感想です。一応伏せますね。


